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最近の森村

2026.08.24 最近の森村

【STREAM教育推進室】🌊海洋生物ワークショップ🏖️「Exploring Plankton」🦠 大盛況!

7月24日(金)、本校に東北大学と海洋研究開発機構(JAMSTEC)が共同で取り組む「変動海洋エコシステム高等研究所(WPI-AIMEC)」研究者の方々をお招きし、中1~高2の希望者対象 として、海洋科学と海洋微生物をテーマとしたワークショップ「Exploring Plankton」を開催しました。

 

まずは、海洋環境と気候変動に関する講義からスタートしました。近年、海洋環境は地球温暖化などの影響を受けて大きく変化しており、その変化が生態系や私たちの生活にどのような影響を与えるのかについて、最新の研究成果を交えながら分かりやすくご説明いただきました。

 

また、JAMSTECやWPI-AIMECがどのような理念のもとで研究を進め、どのような未来を目指しているのかについてもお話しいただき、科学研究の社会的な意義や使命について理解を深める貴重な機会となりました。参加した生徒・保護者の皆様は、研究者の生の声に真剣に耳を傾けていました。

続いて、いよいよハンズオン活動の時間です。今回のテーマは「触れる・観る・知る」。講師を務めてくださったのは、JAMSTEC主任研究員であり東北大学教授でもある矢吹彬憲先生です。JAMSTECの本拠地がある横須賀港において、開催直前に採取された新鮮な海水サンプルを用い、本校の光学顕微鏡を使って海洋微生物の観察とスケッチに挑戦しました。

 

矢吹先生からは、生物をスケッチする際のポイントや観察のコツについても丁寧にご指導いただき、生徒たちは顕微鏡レンズの先に広がる小さな世界に夢中になっていました。肉眼では見えない微細な生物の形や動きを捉えようと、細部まで熱心に観察しながらスケッチに取り組む姿が見られました。

 

さらに今回は、矢吹先生が実際の研究で使用されている正立微分干渉顕微鏡と倒立位相差顕微鏡もご持参いただきました。生徒たちは最先端の研究機器に直接触れる貴重な機会を得ることができ、友人同士で並んで接眼レンズをのぞき込みながら観察を楽しんでいました。矢吹先生からは機器の使い方や観察のポイント、さらには顕微鏡下で見られるさまざまな微生物の特徴についても詳しく解説していただき、研究者が実際に行っている観察の一端を体験することができました。

 

「もしかすると新種が見つかるかもしれない…」そんな研究者さながらの期待に胸を膨らませながら観察を進める中、生徒たちは生きたサンプルならではの貴重な場面にも遭遇しました。なかには、死んだ微生物を捕食している(アタックしている)微生物の様子を観察することができたグループもあり、教科書や写真だけでは決して味わうことのできない“生きた科学”を体験することができました。

 

【生徒によるスケッチ(抜粋)】

  

 

プログラムの最後には質疑応答を行いました。
参加した生徒からは、「科学者としての夢はありますか」という質問が寄せられました。それに対し矢吹先生は、「夢はたくさんあります。現在研究している新しい原生生物をさらに数多く発見したいですし、真核生物がどのように進化してきたのか、その過程も解明したいと思っています。」と力強く語ってくださいました。
一方で、研究の世界には楽しさや発見の喜びだけでなく、成果が求められる厳しさや思い通りに進まない難しさがあることもお話しくださいました。研究者という仕事の魅力と現実の両面に触れることができたことは、生徒たちにとって非常に印象深い学びとなったことでしょう。

 

成果が求められる厳しい研究の世界に身を置きながらも、大きな夢と尽きることのない探究心を持って挑戦を続ける矢吹先生の姿は、生徒たちに強い刺激を与えてくれました。このワークショップで得た驚きや感動が、生徒たちの新たな探究心や将来へのインスピレーションにつながることを願っています。

 

以下、ワークショップに参加した生徒たちの感想(抜粋)です。
・JAMSTECやAIMECで行われている研究について知ることができ、海洋環境や微生物研究の面白さを実感しました。
・これまであまり知らなかったプランクトンや原生生物について詳しく学ぶことができ、教科書だけでは得られない知識に触れることができました。
・実際の海水サンプルを用いた観察では、さまざまな形の微生物やプランクトンが活発に動く様子を見ることができ、とても興味深かったです。
・研究で実際に使われている高性能な顕微鏡を操作できたことが印象に残りました。最初は微生物を見つけるのが難しかったものの、観察できたときの達成感は格別でした。
・講師の方々の説明が分かりやすく、研究の魅力だけでなく、研究者の仕事や科学の最前線についても深く知ることができました。
・ワークショップを通して研究職への興味が高まり、これからも自分で調べたり学んだりしてみたいと思いました。

 

改めまして、貴重な機会をご提供くださったJAMSTECおよびWPI-AIMECの皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました!