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最近の森村

2025.12.18 最近の森村

🌕国立天文台「ふれあい天文学」出張授業を実施しました🚀 

12月16日、国立天文台水沢VLBI観測所(岩手県奥州市)にご勤務され、測地学を専門に研究されている松本晃治准教授を本校にお迎えし、小惑星探査に関する講義を実施していただきました。 

講義では、小惑星探査の意義や方法に加え、小惑星探査機「はやぶさ2」をはじめとする探査機の役割や最新の研究成果についてお話しいただきました。

 

今回の講義は、世界最先端の観測施設を有する日本の天文学研究機関である国立天文台が主催する出張授業「ふれあい天文学」に本校が応募し、実現したものです。 

実際に研究の最前線に立たれている研究者ならではの視点から、臨場感あふれる動画やシミュレーションを交えながら、学校の授業ではなかなか触れることのできない内容を丁寧にご説明いただきました。 

講義の終盤に行われた質疑応答では、生徒から多くの質問が寄せられただけでなく、聴講していた教職員からも活発に質問が出るなど、大変充実した時間となりました。生徒たちは、宇宙科学や探査研究への理解を深めるとともに、最先端の研究に触れることで大きな刺激を受けた様子でした。 

 以下、講義を聴講した生徒ならびに教職員の感想(抜粋)です。 

・一回の小惑星探査に数年もかかるという事実にとても驚きました。また、調査にたくさんの人が協力して行われていることを知ってとても感動しました。これからのはやぶさ2の活躍に期待していきたいです。  

・今回の講演を通して、宇宙への興味がますます深まりました。 

・ニュースでほんの少し聞いたことがあったはやぶさ2の小惑星探査について、実際の手順や目的、意義など詳しく聞くことができ、とても面白く、興味をそそられる講演でした。 質問にも丁寧にお答えしていただき本当にありがとうございました。 

・はやぶさ2の計画、実行について、現場の温度感を聞くことができてとても興味深かったです。わかりやすい例や考えを促すような発問もあったり、当時の実際の映像を見ることが出来たりして、とてもワクワクするような講演会でした。教職員の立場として、こういった講演会に興味をもつ生徒をこれから増やしていければと考えます。 

・岩石の分析だけでなく、温度や鉱物の成分、磁場なども観測しながら探査が進められていること、そしてニュースだけでは知ることのできない内容を伺うことができ、とてもワクワクしました。 

・学校の授業ではなかなか触れることのできない内容を、最前線で研究に携わっておられる先生ならではの視点でお話しいただき、大変貴重な時間となりました。 

 

本校では今後も、このような機会を通して、生徒たちが理数分野に興味・関心を持ち、探究心を育むきっかけを提供していきたいと考えております。 

松本先生、このたびは大変貴重なご講義を誠にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 

 

(余談) 

今回の出張授業に応募した理科教員は、学生時代に松本先生と同じく測地学を専攻しており、水沢で学会発表を行ったことがありました。もしかすると学会の会場ですれ違っていたのかもしれない…そんな不思議なご縁を感じるひとときでもありました。