6月23日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所にて水星探査の研究に携わっておられる村上豪先生を本校にお招きし、特別講演「水星探査と宇宙科学の最前線」を開催しました。
村上先生はこれまで、月周回衛星「かぐや」や国際宇宙ステーション、惑星分光観測衛星「ひさき」の搭載装置開発など、宇宙開発の最前線でご活躍されてきました。現在は、JAXAと欧州宇宙機関(ESA)が共同で進めている国際水星探査計画「BepiColombo(ベピコロンボ)」において、プロジェクトサイエンティストを務めておられます。
今回の講演では、水星探査の歴史と現状、宇宙科学の意義、そして「理系×宇宙」の進路の可能性について、先生の実体験を交えながらお話しいただきました。具体的な研究内容や「BepiColombo」計画の詳細にも触れてくださり、生徒たちにとって非常に刺激的で学びの多い時間となりました。
講演後にはサイン会も実施され、会場は大いに盛り上がりました。宇宙や科学に対する生徒の好奇心が一層高まったことは言うまでもありません。
以下は、講演を聴講した生徒の感想の一部です:
- 「水星の探査が地球を理解することにつながるとは思っていませんでした。宇宙開発の奥深さに驚きました」
- 「宇宙が遠い存在ではなく、身近に感じられたのがとても印象的でした」
- 「自分は文系志望ですが、宇宙に関わる仕事に関心を持ちました。“文系3割”というお話が心強かったです」
- 「友達に誘われて来ましたが、講演が想像以上に面白く、宇宙科学に興味が湧きました」
- 「探査機が手作業で作られていると聞いて、開発の地道さと技術の高さに感動しました」
今回の講演を通して、生徒たちは宇宙や科学への興味を深めるともに、未知の分野に挑戦する姿勢や探究心を育んだことと思います。
村上先生、このたびは貴重な機会を誠にありがとうございました。