運動会が近づき、菊組の子どもたちの気持ちも日に日に高まっています。
先日は、運動会を行う広いグラウンドで、初めてパラバルーンを行いました。
「グラウンドって広いね!」
ホールではすぐ近くに感じていた隣のチームも、グラウンドではずいぶん遠くに感じたようです。

雨の日が続いていた中、久しぶりのお日様の気持ちよさを感じながら、「暑いね!」という声も。実際の場所で体を動かすことで、少しずつ運動会当日のイメージが膨らんできました。
そして迎えた運動会の予行。
この日は、自分たちが演技をするだけでなく、桜組さんや藤組さんの姿を見ることも、子どもたちにとって大きな刺激になりました。
桜組さんの探検隊を見て、
「これ、借りてやってみたい!」

藤組さんのリレーには、
「かっこいい!」
「みんなもやってみる?」と聞くと、
「それは藤組さんになってからでいいかな」
という答えが返ってきました。
年長さんへの憧れも少しずつ芽生えているようです。
藤組さんが宇宙をテーマに表現する姿を見た時には、
「爆発すごいね」
「木ができたのかな?」

と、動きから宇宙の成り立ちを想像する子どもたち。
言葉で説明されなくても、友だちの体の動きから感じ、考え、想像している姿が印象的でした。
菊組の出番「かけっこ」では、名前を呼ばれると元気よく返事をして、ゴールまで真剣な表情で走ります。
予行を終えた後には、
「もっと速く走るには、どうしたらいいかな?」
とみんなで考えてみました。
「腕をいっぱい振る!」
「前を向く!」
「最後まで速く走る!」
最近のお当番さんの発表のテーマも、「運動会で頑張りたいこと・楽しみなこと」です。
「かけっこを頑張りたい」だけではなく、
「速く走るために腕をいっぱい振る」
と、自分なりに“どう頑張るのか”まで考えて発表するようにしています。
自分たちが考えた縦割り競技についても同じです。
「ボールを落とさないように、ゆっくり歩く」
「4人で同じ速さにする」
実際にやってみた経験をもとに、自分の言葉で頑張りたいことを話しています。
自分たちが考えたものが本当の競技となり、桜組さん、藤組さんも一緒に全学年で取り組むことになったことに、菊組の子どもたちは張り切っているように思います。

そして、パラバルーン。
最初は、大きな布が膨らむことや技ができることそのものを喜んでいた子どもたちでしたが、今では、
「もっと大きく動こう」
「音楽に合わせよう」
「ここをそろえよう」
と、細かなところにも気持ちが向くようになってきました。

「どうしたらダンスが大きく見えるかな?」
「どうしたらみんなでそろって、かっこよく見えるかな?」
腕をしっかり伸ばすこと、動きを大きくすること、リズムに合わせて同じタイミングで動くことなど、いくつかのコツを伝えると、子どもたちはすぐに意識しながら挑戦し始めました。
ただ振り付けを覚えるだけではなく、見せ方まで考えながら「もっと上手になりたい」と取り組む姿に成長を感じています。
そして、体操の先生には内緒の「秘密の練習」もすることになり、
「今度見てもらった時に、上手になって驚かせちゃおう!」と意気込んでいます。
そんな共通の目標ができると、子どもたちの表情が変わりました。
「もう一回やろう!」
「ここをそろえよう!」

みんなで一つのことを目指して頑張る「秘密の練習」の時間は、菊組の子どもたちの一体感をさらに高めてくれました。
予行で桜組さんや藤組さんに見てもらったことも、大きな刺激になりました。
自分たちの動画を見て振り返ったり、AチームとBチームでお互いに見合ったりすると、
「ここ、そろってた!」
「大きくできてたよ!」
と、友だちのよいところを見つけて伝える姿も見られます。
褒めてもらうと嬉しい。
そして、
「次はもっと上手にやりたい!」
「負けないぞ!」
という気持ちも湧いてきます。
友だちのよさを認めることも、自分たちももっと頑張りたいと思うことも、みんなで一緒に取り組んでいるからこそ生まれる気持ちです。
運動会まであと少し。
見ること。
見てもらうこと。
振り返ること。
そして、みんなで同じ目標に向かって頑張ること。
そんな経験を重ねながら、「もっとこうしたい」「次はこうしてみよう」と、子どもたち自身が考える姿が増えてきました。
「あと◯回寝たら運動会だね」と、運動会当日を楽しみにしている子どもたち。
当日は、子どもたちの頑張りに大きな拍手をお願いします!



