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森村っ子のようすをお届けします|きらきらっこ

2025.12.09 きらきらっこ

年少桜組 「焚き火したい!」② 〜“本物の火”にふれ、五感で学んだ時間〜

子どもたちがずっと楽しみにしていた焚き火を行いました。

今回のねらいは、

①焚き火の作り方(素材)を知る

②スターターで火をつける体験をする

③火の暖かさや危険性を知る

④焼きりんごやマシュマロを味わい「美味しい」を感じる

の4つです。

☆火を「つくる」経験

前日には、子どもたちが森で“燃えるもの探し”をしました。

年長さんが、細い枝が燃えることを教えてくれました。

当日は杉の葉、小枝、新聞紙、細い枝、太い枝……焚き火の土台作りをする山本さんを見守りました。

スターターを使って麻紐に着火することにも挑戦しました。

火花がついてもすぐ消えてしまったり、角度や力加減が難しかったり……。

「山ちゃんすごいなぁ」と粘り強く、何度も挑戦し続ける子がいました。

そしてついに、パッと麻紐に火がつく瞬間を迎えた子も。

「ついた!」「できた!」という表情には、大きな達成感がありました。

☆火の“性質”を五感で学ぶ

焚き火が燃え始めると、子どもたちは火のそばでたくさんのことに気づいていきました。

  • 近づくと“あたたかい”“熱い”
  • 煙が来ると「くさい」「この匂い好き」
  • 煙が動き、当たらないようによける
  • マシュマロやウインナーを近づけすぎると焦げること
  • 焼くためには“待つこと”が必要なこと

焚き火の前で、自然と火の扱い方や危険さ、工夫、タイミングを学んでいきました。

☆「おいしい」につながる喜び

りんごを火に入れると「ジュージュー音がする!」と気づく子がいました。

アルミホイルを開けると、バターとりんごの甘い香りがふわっと広がり、子どもたちの目がきらきら…。

マシュマロも、焦げ目がつくまでじっくりと焼き、

「とろとろだ!」「あまい!」と、とびきりの表情で味わっていました。

☆体験が“学び”になる

本物の火を前にした時間は、教室では学べないことばかりです。

火のつき方・燃え方・危険さ・暖かさ。

待つことの大切さ。

自分でできたという自信。

そして、自然の中で“本物を体験する”からこそ育つ感性。

今回の焚き火は、

「知る」→「やってみる」→「感じる」→「気づく」 →「できた!」

という体験の積み重ねでした。

五感をフルに使った学びが、今日の子どもたちの表情にあふれていました。

これからも、こうした“本物の体験”を大切にしていきたいと思います。

協力してくださった山本さん、保護者の皆様、ありがとうございました!