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森村っ子のようすをお届けします|きらきらっこ

2025.12.04 きらきらっこ

年少桜組 「焚き火したい!」① 〜焼くものは自分で買いたい〜

年少桜組の子どもたちは、毎日の“発表”の時間が大好きです。

「週末にこんなことをしたよ!」と、家族との楽しかった出来事を嬉しそうに話してくれます。

「滑り台がたくさんある公園に行ったよ」

「水族館でお魚みたの」

「キャンプしたんだ!」

そんな発表が続く中で、子どもたちの心に自然と“キャンプ”という言葉が残っていきました。

 

☆森に行くと、あそびがつながっていく

森あそびの時間、子どもたちは自然と“キャンプごっこ”を始めました。

枝を拾いながら、

「これくらいの木なら燃えるかな?」

「もっと太いの、いるんじゃない?」

と、“太さ”や“大きさ”を比べ、相談しながら集めていきます。

気づけば、遊びは「焚き火ごっこ」へ。

そしてその輪の中から、

「マシュマロ焼きたいね!」

というつぶやきが広がりました。

☆映画タイムでさらに広がったイメージ

昼食後の“映画タイム”では、子どもたちの興味関心が高いものを一緒に見ることがあります。

「焚き火ごっこ」が盛り上がっていたある日、

マシュマロを焼いている動画 をみんなで検索して見てみました。

「こんなふうに焼くんだ!」

「おいしそう〜!」

映像を見たことで、子どもたちの中にあった“焚き火”や“マシュマロを焼く”イメージがさらにふくらんでいきました。

枝に紙を巻いてセロテープでつけ、“焼けたマシュマロ”を楽しむ姿も見られるようになりました。

 

☆子どもたちのイメージを”本物の体験”に繋げたい

こうした遊びの姿を見ていると、

「子どもたちのイメージを、いつか本物の体験につなげたい」

という思いが教員として、湧いてきました。

ちょうどその頃、野外で算数の研修でお世話になっている 山本さんが来園される日 があることを思い出しました。

「この日に、子どもたちが憧れている“焚き火”の活動を一緒にできたら…」

子どもたちの遊びと、学びの機会がつながっていくような予感がしました。

☆とても意欲的だった「焼くもの」相談タイム

そして迎えた“相談タイム”。

「どんなものを焼きたい?」と問いかけると、子どもたちの手が一斉に挙がりました。

「ウインナー焼きたい!」

「リンゴも焼けるよね!」

「マシュマロもぜったい!」

子どもたちの表情は真剣で、意見は次々と出てきます。

“自分たちがやりたいこと”を言葉にする姿は、とても意欲的で頼もしく感じました。

☆ハロウィンの経験がしっかりつながっている

また、子どもたちからはこんな声も。

「この前みたいに、自分たちで買いに行けばいいじゃん!」

ハロウィンの時に、自分たちでお菓子を買いに行った経験が生きているのです。

「自分で選ぶ」

「自分で買う」

その成功体験が、今回の焚き火でも自然と“やりたい”につながっていることに、子どもたちの育ちの積み重ねを感じました。