6月4日は「虫歯予防デー」でした!
森村学園幼稚園では、年中の子どもたちと一緒に「歯」に対する興味や関心を深めるために、教員が問いかけたことで、「学びの連鎖」が生まれた話し合いの様子をお届けします。
教員の問いかけで、子どもたちの関心が!
活動の始まりは、少人数のグループに分かれての話し合い。
「歯について、どんなことを知りたい?」と投げかけると、まずは「どうして虫歯になるのかな?」という疑問が出ました。
「甘いものを食べるからじゃない?」という子どもたちの声を受けて、ここから教員も一緒に考えます。
教員「甘いものって、例えばどんなものがある?」
子ども「お菓子!」
教員「お菓子ってどんな味? どうして甘いんだろう?」
子ども「あ!砂糖が入っているからだ!」
教員「みんなが大好きなお菓子には、どれくらい砂糖が入っているのかな?」
子ども「1000くらいじゃない?」
教員がそっと投げかけた問いのヒントが呼び水となり、子どもたちの頭の中で
「甘いもの = お菓子 = 砂糖 = 量はどれくらい?」と、考え始めました。
さらに興味は広がり、「どれくらい歯磨きをしたら虫歯にならないの?」「みんなはどんな歯ブラシを使っているんだろう?」といった、自分たちの生活に直結する疑問もたくさん飛び出しました。
そこで、これらの疑問を自分たちで調べ、「相手のグループに出題するクイズ」を作りました。






教員が適切に導き、子どもたちがそれを受け止めて深めていくこのプロセスには、幼児期に大切な学びがぎゅっと詰まっています。
子どもたちが「なんとなく知っていること」を、教員の言葉かけで交通整理し、子どもたちは「自分で気づけた!」という達成感を得ながら、一歩深い論理的思考に触れることをねらいとしています。
少人数のグループで「私はこう思う」「僕調べてきたよ」とお友だちが関心を持っていること、家で調べてきたことを共有する時間を通して、自分の意見を伝える力と、友達の意見を聴いて受け入れる力が同時に育っていることを感じました。
アリはなんのお菓子が好き?実験


どれが一番人気か、はわかりませんでしたが、アリが集まる様子、運ぶ姿を観察することができました。
保護者の歯医者さんからのお話
歯医者さんをしている保護者の方にもクイズを聞いてもらい、歯についての知識を更に深める時間を持ちました。


子どもたちの質問にも一つひとつ丁寧に答えてくださり、想像していた答えに納得したり、予想外だったことに驚き、知識が増えた時間になりました。ただ教えられて増える知識ではなく、事前に関心を持ち調べていたからこそ、子どもたちの知識の吸収力が強まったように思います。




大人から「磨きなさい」と言われる歯磨きは義務になりがちですが、自分たちの疑問を調べることで、自分の身体や生活習慣を客観的に見つめ直すきっかけになります。今回の学びが、これからの子どもたちの健康な歯を守る「主体的な態度」へとつながっていくことを願います。



