先日、菊組ではミニグラウンドで「野外で算数」を行いました。「野外で算数」は、スウェーデンで行われている教育で、書籍『野外で算数』の翻訳者であるラーニングアウトドアの山本様から教員が研修を受け実施しています。子どもたちの自由な感性で、就学前に算数の概念に触れることは子どもたちの知的好奇心を刺激します。
今回は、グループワークです。「おおきいもの」「ちいさいもの」「つるつるのもの」「ふわふわのもの」「ながいもの」「かたいもの」「まるいもの」「ちくちくのもの」など抽象的な言葉の書かれた紙をくじで引き、グループのお友だちと一緒に、紙に書かれたものを探してくるという活動でした。ただ「おおきいもの」と言っても、それを大きいと感じるのか大きくないと感じるのかは人によって違います。グループで行うことで、子どもたちがお互いの感覚の違いに気が付き、意見を交わし合い、一つのものを集めてきてくれる姿も見られました。また、さらに大きいものと比較をすると、さっきまで大きいと感じていたものが小さいものになったり、一見単純に見える「おおきいもの」「ちいさいもの」等探しは、意外と奥が深い活動でした。集めたものは、全て大きな紙に置き、最後にみんなで振り返り。他のグループのお友だちがどういう観点でこれを集めたのかを話し合う時間が、また更に子どもたちの気付きとなりました。












「野外で算数」にご興味を持たれた保護者の方は、是非12月3日(水)の「森のイベント」にご参加ください。申し込み締め切りは11月末です。お待ちしています。



