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森村っ子のようすをお届けします|きらきらっこ

2025.11.25 きらきらっこ

年中菊組 野外で算数

先日、菊組ではミニグラウンドで「野外で算数」を行いました。「野外で算数」は、スウェーデンで行われている教育で、書籍『野外で算数』の翻訳者であるラーニングアウトドアの山本様から教員が研修を受け実施しています。子どもたちの自由な感性で、就学前に算数の概念に触れることは子どもたちの知的好奇心を刺激します。

今回は、グループワークです。「おおきいもの」「ちいさいもの」「つるつるのもの」「ふわふわのもの」「ながいもの」「かたいもの」「まるいもの」「ちくちくのもの」など抽象的な言葉の書かれた紙をくじで引き、グループのお友だちと一緒に、紙に書かれたものを探してくるという活動でした。ただ「おおきいもの」と言っても、それを大きいと感じるのか大きくないと感じるのかは人によって違います。グループで行うことで、子どもたちがお互いの感覚の違いに気が付き、意見を交わし合い、一つのものを集めてきてくれる姿も見られました。また、さらに大きいものと比較をすると、さっきまで大きいと感じていたものが小さいものになったり、一見単純に見える「おおきいもの」「ちいさいもの」等探しは、意外と奥が深い活動でした。集めたものは、全て大きな紙に置き、最後にみんなで振り返り。他のグループのお友だちがどういう観点でこれを集めたのかを話し合う時間が、また更に子どもたちの気付きとなりました。

グループのお友だちと手を繋いでいざ森へ。
くじ引き。何が出るかお楽しみ。
お友だちと仲良く森を散策。書かれたキーワードのものはどこにあるかな。
「おおきいもの、見つけたよ!!」まさか、丸太を持ってくるとは!
「おおきいもの」チームは、紙に置ききれないほど沢山集めて来てくれました。
グループのお友だちとなにやら議論中。
みんなが集めてきたものに興味津々の子どもたち。
みんなで振り返り。「どうして、これを持ってきたのかな」という問いに子どもたち一人ひとりが自分の言葉で答えてくれました。
「おおきいもの」。大人は草の根っこ(土付き)を「おおきいもの」としてなかなか持ってこないのではないでしょうか。これぞ、子どもの感性ですね!
固いと思っていた木も、木の上の方を触ってみたら柔らかかったそうです。
この葉っぱは、細かい毛が生えていて、触るとふわふわなのです。こんな小さい所によく気が付きました。

「野外で算数」にご興味を持たれた保護者の方は、是非12月3日(水)の「森のイベント」にご参加ください。申し込み締め切りは11月末です。お待ちしています。