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森村っ子のようすをお届けします|きらきらっこ

2025.12.01 きらきらっこ

年少桜組 クリスマス会に向けて③ 〜好きなことを形に〜

今年の年少桜組では、

クリスマス会に向けて① 「僕たちも舞台で発表したい!」

クリスマス会に向けて② 〜運動会の経験が、クリスマス会を支える力に〜 の投稿でもお伝えしてきたように、

今の子どもたちの“クラスのカラー”を生かしながら、

クリスマス会のお話づくりを進めています。

今年の子どもたちは、それぞれの「好き」や「なりきりたい世界」をはっきりと持っている子が多く、

遊びの中でもそのイメージを大切にして楽しむ姿がよく見られます。

好きなもののお絵描き
プリンセス大好き❤️
突然始まったお家作り。忍者のお家のようです。
テープを貼ることも楽しんでいます。
森で手裏剣作り

乗り物大好き!
大人気の発表の時間「電車を作りました!」
「プリンセスのお家を作ったよ」

そのため、クリスマス会でも、子どもたちの好きな世界を集めてつなぐことで、

このクラスならではの物語が自然と生まれてきました。

昨年は、子どもたち自身が “ノラネコぐんだんのお話しかない!” と

一致団結して選んだように、

毎年そのクラスに流れる空気や、子どもたちの興味のまとまり方は違います。

今年もまた、

“この子たちだからこそ生まれる一つのお話”が形になりつつあり、

そこにクラス全体のつながりが芽生えていることを感じています。

どちらが良い・悪いではなく、

その年の子どもたちの姿を出発点にして物語が立ち上がってくる

というのが、年少のクリスマス会の魅力です。

面白いことに、個々の“好き”から始まったお話づくりは、

時間が経つにつれ、子どもたちを「ひとつの世界」に近づけてくれています。

・自分の好きが物語の一部になる嬉しさ

・友だちの好きな世界にも触れる面白さ

・それぞれの役がつながることで生まれる一体感

そうした感情が、少しずつクラス全体のまとまりになってきています。

はじめはバラバラだった興味関心が、

お話づくりを通してゆっくりとひとつにつながっていく過程は、

まさに 「日常の延長が行事につながる」 森村学園幼稚園らしい姿だと感じています。

クリスマス会は、華やかな舞台のための準備ではなく、

日々の遊びの積み重ねが自然と表現につながっていく行事です。

年少では、

・舞台に立つ経験

・友だちと一緒に“流れ”をつくる経験

・好きなものを表現する楽しさ

・お互いの世界に興味を持ち合う

・『わたしたちのクラスのお話』ができていく喜び

これらが一番の育ちです。

一人ひとりが選んだ役や衣装は、

“変身”ではなく 「なりきるきっかけ」 であり、

子どもたちにとって安心して表現に入っていくための大切なアイテムだと考えています。

クリスマス会当日は、

完成された劇を披露するというよりも、

ここまでの過程で育ってきた

“つながり”“楽しさ”“表現したい気持ち” を見ていただければと思っています。

当日の子どもたちの表情を、どうぞ楽しみにしていてください。