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校長 江川 昭夫からのメッセージ
WEB校長室

2021.12.20 WEB校長室

校長メッセージ【第50回】 ~「当たり前のことができる喜び」~

9月末に緊急事態宣言が解除され、本校も10月1日から一斉登校を開始。
さらに11月以降は短縮、短縮、の世界から本来の生活時間に戻ることができました。

生徒のみなさんの憩いの場であるカフェテリアも再開しました。カフェテリアのスタッフのみなさんには、再開直後のたいへんな時期にもかかわらず、多文化月間のカフェテリアメニューに笑顔でご協力いただき、感謝に堪えません。

11月の「中米月間」では「タコス風ピタパン」と「ブニュエロ」。12月には1学期に大人気だった「ハンバーガー(北米)」と「チュロス(南欧)」をご用意いただき、みなさんには大好評でした。

https://www.morimura.ac.jp/jsh/global/2021/12/2502/

宿泊行事も慎重を期して再開しました。
高2の京都・奈良修学旅行は、11月に学年を2つのグループに分け、宿泊数を減らして実施。Microsoft Formsを使って生徒たちが教職員に状況報告することで、班ごとの自主行動を、時間のロスなく計画通りに実行することができました。ICTを道連れにした修学旅行だったかもしれません。
また、保護者の方々の授業参観も行い、学校に次第に活気がみなぎってきました。

そんな2学期でした。

コロナ禍以前にはできて当たり前だったことが、こうして一つ一つ再開していくことは、とても嬉しいことでした。みなさんも2年前までは思いもしなかったことかもしれません。

そんな中で、新しい出来事もありました。

11月の高円宮杯中学英語弁論大会に、中等部3年の野口恵麻さんが出場。全国大会までコマを進めるという素晴らしい成績を納めました。森村では初めてのチャレンジであり、もちろん野口さんも初めての出場です。野口さんを見て発奮した後輩たちが、あとに続いてくれることを願います。

https://www.morimura.ac.jp/jsh/morimura/2021/11/2474/

更には、本日2学期終業式の前にレシテーション・スピーチコンテストを実施することとなりました。中1、中2の代表はレシテーション(英語の暗唱)、中3、高1、高2は英語によるスピーチを披露してもらいました。

人前でのスピーチは、英語だけでなくとも、日本語でも、とても人間力が鍛えられます。何を話そうか、どのような話の組み立てをしようか、どのように話せば伝わるか、考えるだけでも頭の整理ができます。言語技術で学んでいる情報整理や文章構成を活用することができます。人前で話すのが恥ずかしいとか、恥をかきたくないという気持ちが足かせとなったとしても、中等部・高等部生のうちに慣れておくのはとても良い経験になるはずです。友達ががんばっている様子を見て、来年のチャレンジにつなげてもらいたいと思います。

さらには、12月2日から、校内の100年広場にイルミネーションがともっています。これは、高等部3年生と1年生の有志が希望し、自ら企画書を作って、学校にプレゼンし、実現したものです。

「コロナ禍の影響で外出等が制限されてしまい、多くの生徒が不自由を感じているので、少しでも明るい気持ちになってほしい」という思いやりからの企画で、配色には、医療従事者に感謝するイメージカラーのブルーが中心になっています。私はこのイルミネーションを見るたびに嬉しい気持ちになっています。

https://www.morimura.ac.jp/jsh/morimura/2021/12/2534/

昨年の今頃の校長メッセージで、私はこのように書きました。
「コロナがあったからこそ、時代が変わる。辛いことがあっても、次に向かってがんばろう!」
コロナ禍でできなかったことは、もちろんたくさんありました。しかし、コロナがあったからこそICTが進み、また思いやりから出た発想がみんなの気持ちを明るくしています。私たちは間違いなく前進しているのです。

来年2022年は寅年です。
「物事がほかの物事を促進したり、育てたりする関係」を意味するようです。その観点から、2022年は「自然や環境を見つめなおす年」なのかも知れません。

ちなみに、過去の寅年について調べてみても、昭和以降では、朝鮮戦争勃発、アメリカ初の有人宇宙飛行、ハレー彗星大接近、1000円札発行、急激な円高など、私たちを取り巻く環境の著しい変化を垣間見ることができます。

また、前回の寅年、2009年の出来事を振り返ると、世相を表す漢字に「暑」が選ばれています。この年は観測史上1位の猛暑や非常に厳しかった残暑により熱中症にかかる人が多発したのですが、自然が起因していますので、ある意味、今回の寅年への啓示だったのかも知れません。

流行語だった「イクメン」「ととのいました」「無縁社会」などは教訓にも聞こえます。このように見ていきますと、様々な社会問題が発生する中で古い制度や枠組の改変による新たな環境への適応力が試される年なのかも知れません。さらには、本校の建学の精神「独立自営」の基本となる起業家精神(Entrepreneurship)から「居心地よいところから飛び出す精神」につながるかもしれません。

さて、来年はどんな年になるでしょうか。まだまだ留意しなくてはならないことはありますが、引き続き健康に注意して、年明けの3学期始業式には元気にお会いましょう。

中等部・高等部 校長 江川昭夫