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校長 江川 昭夫からのメッセージ
WEB校長室

2021.09.30 WEB校長室

校長メッセージ【第48回】~新しい経験に向かって~

こんにちは。校長の江川です。

首都圏の新型コロナウィルス感染者数が減少傾向にあることから、緊急事態宣言は9月末をもって解除され、本校では、10月1日から1学期と同じ学校生活に戻れるものと判断し、通常の一斉登校による50分の対面授業を再開します。

たとえ緊急事態宣言が解除されたとしても、今までの感染パターンから、第6波がくる可能性がないとは言えません。感染の不安がなくならない限り、徹底した感染防止対策は必要です。

部活動の活動時間や、昼休みの黙食の徹底など、まだ不自由なことは続きます。これも自分と周囲のみんなを守るためと心して続けていきましょう。

特に、学校は「密」になりやすい環境が多く存在します。また、友達同士だと、つい油断しがちになります。みんなで注意し合いましょう。

今までは、緊急事態ということもあり、先生方からみなさんこうしてください、と伝えることが多かったはずです。しかし、みなさんの心には、建学の精神「独立自営」があるはずです。生徒のみなさんによる「みんなで感染拡大防止キャンペーン」も期待しています。

さて、6月16日の校長メッセージ【第43回】~心温まる朝~
https://www.morimura.ac.jp/jsh/principal/2021/06/1930/)で、次のような話を紹介しました。

駅のホームで、森村学園の生徒が電車を乗り過ごした他校の小学生を助けていた光景をご覧になった方が、学校にお電話を下さったという内容です。

先日、そのお電話を下さった方からお手紙を頂戴しました。3か月も経過しているのですが、どうしても、あの時の森村生の行動が心に残っていて、連絡せずにはおられなかったのだそうです。それが、HPにも話題になっていることを知って、とても驚かれていました。そんな経緯で直接お目にかかることもできました。お礼を申し上げることもできました。

お話を伺うと、ご自身も中学生のお嬢さんがいらして、常々、「おもいやり」を持った行動ができるか、ということを伝えていらっしゃるそうです。そういう方だからこそ、本校生徒の行動に目が留まり、また、心配して声をかけてくださったのだと思います。ご家庭でも職場でも話題にしてくださったそうで、本当にありがたいことです。

また、校訓である「正直・親切・勤勉」をまさに実践してくれた本校生徒のことも、改めて誇らしく思いました。「正直・親切・勤勉」は、校訓だから大事なのではありません。とても大事な普遍的な人間性の基盤だからこそ、大切なのです。

「心温まる朝」の最後に私は次のようなことを書きました。

「人には、“いつか来た道”と、“いつか行く道”があります。
来た道は経験してわかるところがありますが、行く道は誰もが未経験です。
でも、未経験なことは、情報を収集し、想像力を働かせることで補うことができます。」

今回、これにもう少し付け加えることにしましょう。

いつか行く道、つまり未踏の道を恐れずに歩くために、経験の浅い生徒のみなさんの年代でしたら、柔らかい頭をもって、情報収集力と想像力を発揮してもらいたいと思います。さらに、人は経験を積んでいくと、その経験の厚みが、“いつか行く道”への自信を持たせてくれるようになります。だからこそ、学校ではみなさんに様々な経験を積んでもらいたいと願っています。その経験を大切な糧として、広い視野を持って、成長してもらいたいのです。

また、みなさんがお父さんやお母さんから日頃言われていることは、お父さんやお母さんの「いつか来た道」の経験からの言葉かもしれない。そんな視点を持って受け止めてみたら、また違う世界が見えてくるかもしれません。

今回、お話を伺って、改めてそんなことを感じました。

さて、9月も終わると、今年度も残すところあと半年です。

学校行事がままなりません。従来のものに代わるものの実現を考えています。新しい経験に、新鮮な気持ちで取り組んでもらいたいと思います。

中等部・高等部 校長 江川昭夫