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校長 江川 昭夫からのメッセージ
WEB校長室

2020.06.20 WEB校長室

校長メッセージ【第24回】「緊急メッセージ:行事が人をつくる」~慣れ合うだけでは人は成長しません。お互いに高め合えるのが本当の友達です。~

在校生の皆さん、校長の江川です。

私は「行事が人をつくる」という考えを持っています。学校行事というのは、自分が頑張るだけでは成り立たず、集団のなかで、メンバー全員がお互いに協力し合いながら進めていく必要があります。

すべての行事でクラスのみんなが参加意識を持ち、共通の目標に向けて団結して取り組む中で、ときには小さな「いさかい」も起こります。そんなときにはクラス担任を中心に、「いさかい」を乗り越える試みを実施します。そして「いさかい」を乗り越えるとクラスはより一致団結します。生徒たちの心の垣根も取り払われ、みんなで頑張ろうという雰囲気が自然とできます。

つまり学校行事とは、自分の意見だけでなく、他者の意見にもしっかりと耳を傾け、より良い道を模索するための最高の機会なのです。そして、学校行事によって鍛えられた“心”は、次は勉強に応用されます。勉強も行事と同じように、粘り強くやりつづけなければなりません。この粘り強さこそが、学校行事によって養われるのです。

学校行事を通したそのような経験から、本当の友達を見つけることができると思います。慣れ合うだけでは、人は成長しません。お互いに高め合えるのが、本当の友達なのです。

学校行事の中でも、宿泊行事はとりわけ生徒皆さんの関心・期待度の高いものであることは十分わかっています。そこで、新型コロナウィルスの第二波のへの警戒も視野に、代替地・期間の変更等の選択肢も担保しつつ、実施の可否をさまざまに検討してきました。その結果、残念ながら今年度の宿泊行事を実施することは困難と判断せざるを得ませんでした。私の苦渋の決断です。生徒の皆さん、たいへん申し訳ありません。保護者の皆様には、別途、宿泊行事の中止に関しては、お知らせいたします。

生徒の皆さんには、本日(6月20日)、宿泊行事の中止をお知らせする動画メッセージをTeams経由で配信しました。以下は、その中で私が話した内容です。

『新型コロナウィルスの問題は、学校生活の様々な面に影響を及ぼしていることは、皆さんもご存知の通りです。そのような情勢の中、本日は皆さんにとって残念なお知らせをしなくてはなりません。それは、今年度のすべての宿泊行事を「中止」するということです。中1生は新しい仲間との初めての宿泊行事である「みなかみ研修」、中2生は、英語漬けの「イングリッシュキャンプ」、中3生はファームステイを含む「ニュージーランド修学旅行」、高1生は平和学習や民泊体験の「広島山口研修」、そして、高2生の皆さん、皆さんにとっての「京都奈良修学旅行」は中高生活最後の宿泊行事であり、また集大成でもあったはずです。何よりも楽しみにしていた行事ではないでしょうか。そもそも私は、「行事は人をつくる」という強い信念をもっています。「今年度の全宿泊行事中止」という決定は、私にとって苦渋の選択でした。しかし、コロナショックにおいては、皆さんの命を守ることが第一。校長の責任として、決断しました。皆さんの成長の機会を奪ってしまってごめんなさい。ご理解いただければ有難いと思います。皆さんにとって、「落ち着いた学校生活」が1日も早く取り戻せるよう、これからも考えていきたいと思います。最後まで私の話を聞いてくれて、有難うございました。』

 

 

 

 

 

 

 

中等部・高等部 校長 江川昭夫