理事長メッセージ

松本茂

「知識基盤社会」で活躍するために

保護者の皆様、同窓生、学園関係者の皆様には、日頃から学園に対しご理解ご支援、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。現在、日本では「戦後最大」と言われる教育改革が進められようとしています。なかでも大学教育、高校教育、そしてそれらを結ぶ大学入試改革となる「大学入学希望者学力評価テスト(仮)」が2020年度からスタートします。
これからの子供たちが生きてゆく社会は「グローバル社会」「知識基盤社会」と言われます。その中でも「知識基盤社会」(knowledge-based society)とは、「新しい知識・情報・技術が政治、経済、文化をはじめ社会のあらゆる領域での活動の基盤として飛躍的に重要性を増す社会」であると定義されています。この「知識基盤社会」で活躍するためには、従来の、“たくさんの事を正確に覚えること”から、“覚えた事を基礎としてさらに自分の頭で考えること”が重要になるといわれ、学校における教育も、子供達の能動的な姿勢を引き出す事が、より重要視されてきています。学校には、このように日本の時代背景に応じた社会の要請があり、その一方で私学である森村学園には、建学の精神「独立自営」があります。この二つが両輪となったものが、森村教育といってよいでしょう。森村教育を受けた子供たちが、将来社会で期待され、活躍できる人に育つよう、森村学園は子供達の成長の支援を惜しみません。

今、改めて建学の精神「独立自営」の浸透を

このような変化の中で、森村学園では現在、学園の課題の明確化とともに学園を発展成長させる施策の整備、構築を行っています。なかでも、森村学園の建学の精神や校訓の解釈を深め、それを学内にさらに浸透させることが、次の100年への道と考えています。本校の建学の精神は「独立自営」、校訓(行動指針)は「正直・親切・勤勉」です。これからの日本の子供たちは、グローバル社会の中で、幅広い知識や新しい学び、または他者との協力のもとに適切な手段を取って、前例のない課題にも対処できる、柔らかい頭と心を持つ人となることを求められています。その柔らかい頭と心に、「正直・親切・勤勉」という人徳が加わった人物像は、市左衛門がこういう人に育ってほしいと願った子供たちの姿にまさに重なり、そうした子供たちを育てて目指す社会で活躍できるような基盤を作っていくのが森村学園の使命です。

学園の近況のご報告

平成27年度中高等部では191名の卒業生を送り出すことができました。大学入試結果も生徒達の努力の成果として国公立大33名(現役27名)、早慶上理107名(現役97名)G-MARCH194名(現役177名)や医歯薬系部、芸術系など多方面の学部に進学することができました。平成28年度、中高等部は初等部からの進学者と外部生100人を含めた211名、そして初等部、幼稚園を併せて2,000名超える人数でスタートいたしました。幼稚園も、保護者のニーズ、時代の要請にこたえて、4月より預かり保育事業「子どもの森」をスタートさせ、保護者、園児にとってより学びやすい環境の整備を進めてまいります。
平成19年にスタートした100周年募金事業も最終年度となりました。今までの皆様のお力添えに感謝申し上げます。

森村学園理事長 松本茂

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